黄金時代通信

サイエンスフィクションをサイエンスに! 未来技術やSFを中心に幅広いジャンルについてまとめていきます。

【自然】砂漠の遺跡で体験した砂嵐

こんばんは、ナツです。
今日昼間テレビを見ているとハブーブと呼ばれる砂嵐の映像を撮る企画をやっていました。
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ハブーブ


番組を見て幼き時の記憶が甦りました。まだ小学生だった15年前、僕は家族と旅行で中国の内陸部の都市、敦煌に来ていました。
敦煌は中国西部の街でシルクロードのオアシス都市として発展してきました。更に西に向かうとタクラマカン砂漠が広がります。
敦煌の近くには莫高窟と呼ばれる世界遺産の遺跡があります。断崖絶壁を削って作られた仏教遺跡で実際に見ると画像以上の迫力があります。もしかすると歴史の教科書で見たことある人もいるかもしれません。
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莫高窟

莫高窟の観光するに当たって僕はじいちゃんと行動してました。両親は物心ついてない弟の面倒を見るためゆっくり移動していたので、僕とじいちゃんはどんどん先に行ったのです。
子供だったので正直仏教遺産の価値とか歴史には興味がありませんでした。ただファンタジー世界のような遺跡だったのではしゃいでいたのは覚えています。そして遺跡の半分も観光してない段階で遺跡の外が騒がしくなりました。そして遺跡の入り口にある大きな扉が次々に閉じ始めたのです。
ただならぬ雰囲気を感じた僕は何を考えたのか扉が閉まる前にじいちゃんを遺跡に置いて一人外に飛び出したのです。すると遠くの空を見るとまさに上のハブーブの画像のような砂の壁がこちらに迫っていたのです。気づけば遺跡の扉は全て閉ざされ、僕は一人砂嵐の到来を待っている状況でした。そして砂嵐は驚くべきスピードで移動してきました。1分も経たない内に僕は砂嵐の中に入っていました。
砂嵐の中は凄いです。砂が肌に刺さるように感じます。台風並みのスピードで砂が吹き付けるのです。
僕は遺跡の壁に張り付くような体勢で砂嵐を耐えました。そして、風が弱まるのを感じると一目散に観光バスに向かって走って戻りました。
その後家族とも再開してどうにかなったのですが、小学生ながら異国で凄い体験をしたなと思います。あの時の記憶は今でも強烈に覚えています。

今回はこの辺で