黄金時代通信

サイエンスフィクションをサイエンスに! 未来技術やSFを中心に幅広いジャンルについてまとめていきます。

宇宙国家アスガルディア

 

こんばんは、ナツです。

今回は宇宙国家アスガルディアについてです。

昨日アスガルディアからメールが届いたので紹介したいと思います。

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宇宙国家と聞いてアニメや漫画、映画を連想しましたか?

アスガルディアはフィクションではありません。現実に存在する国家……と言いたいところですが現在は国際的に国家として認めてもらう活動の真っ最中。

因みに僕も市民権を持ったアスガルディアンの一人です。

 

宇宙国家アスガルディア

人類初の宇宙国家。名前の由来は北欧神話の神々の住まう国・アースガルド

2016年10月12日、パリで記者会見が行われてプロジェクトは本格始動しました。アスガルディアプロジェクトのリーダーはアゼルバイジャン生まれのロシア人科学者であるDr.イーゴリ=アシュルベイリ。プロジェクトは哲学、法律、科学技術の三分野を柱に構成されており、今後は本格的な独立国家として国連加盟国になることを目標にしています。そしてアスガルディアの理念として宇宙平和を掲げています。

 

今回はアスガルディアが重要視する哲学、法律、科学技術について簡単にまとめてみます。 

 

哲学

アスガルディアにおいて生まれや国籍は問題になりません。人類共通の利益を一人一人が享受することができます。重要なのは我々が地球人である!ということを認識することです。

 

法律

本格的な宇宙法を制定する時代の到来です。

今日、宇宙に関連する問題の多くは未解決であり、国際法では対応できないことが多くあります。国家間の争いや紛争など地球のあらゆる問題を宇宙に持ち込むことは得策ではありません。

 現在約200の国家のうち約20カ国が宇宙空間に進出しています。例えば、既に宇宙に進出した国家が小惑星の鉱山開発を計画し、独占権を主張するかもしれません。果たしてそれでいいのでしょうか? 新しい宇宙法では宇宙における全人類の利益を平等に保護する必要があるかもしれません。宇宙法は宇宙の脅威から個人や国(特に発展途上国)を保護し、新しい財産やサービスを創出するためのスペースや財源を活用する機会をもたらすことを意味します。

 

科学技術

アスガルディアの科学技術の利用において平和、保護、アクセスという三つのキーワードが存在します。

第一に宇宙空間の平和利用を目指します。
次に宇宙の脅威から地球を守ることです。プロジェクトでは7つの脅威を想定しています。太陽の嵐、地球の磁気圏の変化、潜在的に衝突の危険性を秘めた小惑星と彗星、スペースデブリ、太陽放射に起因する気候の変化、超新星爆発等の宇宙線、流星やその他の小天体由来の微生物によるパンデミック
最後は宇宙における非軍事的で自由な科学的基盤を作り出すことです。これによりすべての人、特に宇宙にアクセスできない発展途上国の人たちでも無料でアクセスできるようになります。そして、そのようなアクセスは自由かつ直接的でなければなりません。
 

 

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アスガルディアの今後

大局的に見ると先ほども申し上げた通り本格的な独立国家を目指していくでしょう。それと宇宙に居住できるコロニーを将来的に建造する計画もあります。

そして、2017年は国家としてアスガルディアには大きな意味を持つ年になりそうです。

全国民へ向けた憲法への同意
リーダー、国章、国旗、国歌の投票
ASGARDIA-1サテライトの打ち上げ
なかなかイベントが充実していますね。アスガルディア人同士の交流も奨励されており今後はより盛んになることでしょう。

 

もしアスガルディアの理念に共感した!と感じた人は市民権を得てみてはどうでしょう? 18歳以上で氏名とメールアドレス、国籍を入力すると登録できます。(英語)

今回アスガルディアから国章、国旗、国歌及びリーダーの投票をお知らせするメールが届いたことでプロジェクトが前進していることが実感できました。

今後もブログで宇宙国家アスガルディアについて紹介していきたいと思います。

それでは今回はこのへんで