【ゲーム】Destinyのロケーション
こんばんは、ナツです。
今回は以前にも紹介したFPSゲーム、Destinyについて登場する天体についてまとめます。Destiny2のオープンベータも始まり少し熱が高まってきました。
DestinyはSF作品なだけあって舞台は太陽系内の複数の惑星や衛星に及びます。しかもなかなか忠実に再現されています。
登場する天体は地球、月、火星、フォボス、金星、水星、リーフ(小惑星帯)、ドレッドノート(土星の輪)です。9月発売のDestiny2では更に土星の衛星タイタン、木星の衛星イオ、小惑星ネッススが追加されます。
地球
旧ロシア
コスモドロームと呼ばれる黄金時代の宇宙船発射施設の跡地です。黄金時代に人類が創造した軍事人工知能と考えられるウォーマインド。旧ロシアの地下には最後のウォーマインドと言われているラスプーチンががあるとされています。人類はこの地からすでに撤退し、敵対エイリアンであるフォールンが占拠しています。主人公はこの地で目覚め、物語が始まります。
スペースシャトルらしき飛行船が三機ついているタワーのような構造物。おそらくこの巨大構造物全体が深宇宙へ移民する宇宙船。
僕は地質学を専門にしている大学院生なのでよくゲーム内の地質を見たりします。上の画像を見ると縞に成るように地層が形成しています。ここから堆積岩であると分かります。層によって凹凸が出来ているのは削れにくい硬い層と浸食しやすい柔らかい層があるからです。下の画像を見ると砂岩である可能性が高いですね。という訳でDestinyの旧ロシアは地質的に砂岩層である可能性が高いです。
シティ
シティは人類最後の街と言われています。ここにはガーディアンの本拠地であるタワーがあります。シティ上空には機能停止したトラベラーが浮かんでいます。
タワーから見たシティの様子。
タワーの風景。
ヨーロッパデッドゾーン
このマップはDestiny2で実装されますが、pvpマップのみ1マップ存在します。
月
嵐の大洋
主人公であるガーディアンが訪れることとなる月のロケーション、嵐の大洋。そこは敵対エイリアンのフォールンとハイヴが巣食う地となっています。人類が建造した建物も多く残っています。かつてハイヴと遭遇した人類は戦争で敗れてしまい、月を手放したと言われています。
ハイヴは月の地下を無尽蔵に掘りつくし、巨大な縦穴を作っています。穴はヘルマウスと呼ばれています。
大昔の宇宙飛行士の死体。エイリアンの襲撃を受けたのでしょうか。
『中華航天』と書かれた建築物。月の人類が建てた建築物の多くに簡体字(中国大陸漢字)が記されていることから、黄金時代に中国の企業が中心となって月の入植を進めたことが伺えます。
火星
メリディアンベイ
メリディアンベイはガーディアンが最初に訪れる火星の地です。エイリアン種族であるカバルが占領しています。火星に埋もれた黄金時代の都市が存在しますが、一方でカバルの軍事基地の建造が進んでいます。かつてのフリーホールドと呼ばれていた都市の大部分は地下に埋まっています。
砂漠に埋もれたビル群と火星の衛星、フォボスが空に浮かんでいます。
ブラックガーデン
火星のどこかに存在する敵対エイリアン種族であるベックスの中枢の一つが存在する神殿。
火星にはフォボスとダイモスと呼ばれる二つの衛星があります。そしてフォボスにはカバルの軍事基地があります。
フォボスの空を見上げると巨大な火星が見られます。
旧ロシアでやったようにフォボスも地質を見てみました。旧ロシアと違って層が全く見えません。実際にフォボスの地質を見たことはありませんが、隕石のような質感に見えます。特に鉄隕石と質感が似ています。まだ落下していないフォボスが隕石のような性質を持っているのは違和感を感じますが、組成が隕石に近いことは分かります。これは隕石の起源の多くが小惑星であることとフォボスが火星の重力によって捕らわれた小惑星である説が紐付きそうです。とは言えゲームの世界ですが。
金星
活発な火山、酸性の海、厚い雲、そしてベックスの巨大建築、それがDestiny世界の金星の風景です。
イシュタルシンク
黄金時代に金星はトラベラーによってテラフォーミングが行われジャングルが形成されました。イシュタルシンク地域はイシュタルコレクティブと呼ばれる研究施設の廃墟があります。この中にはベックス研究を始めとした膨大な情報が眠っています。
敵対エイリアン種族ベックス独特の建築物。真鍮色の幾何学金属の骨組みと白色岩石の組み合わせで出来ています。重力を完全に無視した設計ですね。
水星
伝説では水星は緑生い茂る地でしたが現在は強烈な太陽光に焼かれ、ベックスの構造物のみ残っています。
PVPマップのみ存在する水星。画像は燃える神殿。近すぎる太陽から熱さが伝わってきますね。
リーフ(小惑星帯)
ベスタ基地
火星と木星の間の領域に存在する小惑星帯、そこには大昔の宇宙船が漂っています。多くの宇宙船をつなぎ合わせて作られたのがリーフです。リーフには地球の文明とは異なるアウォークンが女王中心とした社会を形成しています。その中心地がベスタ基地です。地球産とは異なったアウォークン独特の大型宇宙艇が飛び交っています。またリーフにはアウォークンが捕らえた強力なエイリアンが収容されたエルダーズプリズンが存在します。
土星の輪
土星の輪にぽっかりと穴が開いています。そこにドレッドノートがあります。
ハイヴの神であるオリックスが所有する巨大宇宙船、ドレッドノート。深宇宙から地球へ向けて移動していた途中で土星の輪においてオリックス率いるハイヴの軍勢と女王率いるアウォークンとの戦闘が起こりました。アウォークンは敗北しましたが、ドレッドノートもまたエネルギーを大量に消費しました。そのためドレッドノートは土星の輪で移動を停止しています。内部はハイヴの建築様式で出来ており数多くの高位のハイヴがいます。
どうだったでしょうか?
Destinyのロケーションは広大です。探索するだけで結構楽しいです。
9月には新作Destiny2が発売されるのでその時には追加されたマップについてもまとめたいと思います。